最新記事
ウクライナ戦争

クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシア戦車が次々と爆破されていく動画が公開される

Videos Allege Catastrophic Russian 'Meat Grinder' Assault in Kursk

2024年11月16日(土)13時11分
ソフィー・クラーク
クルスク州でドローンがロシア戦車を次々爆破

ポーランドのワルシャワ市内で展示される破壊されたロシア軍の戦車(2022年6月) STR via Reuters

<ロシア軍はクルスク州に北朝鮮兵を含む5万人の部隊を派遣する計画ともされるが、これは「肉挽き機」に兵力を投入するようなものとも形容される>

ウクライナ軍が越境作戦を展開するロシア南西部クルスク州では、今も激しい戦闘が継続中だ。そんな同州で撮影され、SNSで注目を集めている映像がある。それはロシア軍の戦車がウクライナ軍のドローンによるものと見られる攻撃で次々と破壊される映像で、ロシア兵は「肉挽き器」に投入されていると映像では表現されている。

■【動画】ロシア派遣の北朝鮮兵は「肉挽き機」の餌食に? ロシア戦車が次々に爆発...クルスク州の戦闘映像

ウクライナ人活動家のセルヒー・ステルネンコが運営するチャンネルが撮影し、戦争に関する資料を翻訳する独立系プロジェクト「War Translated」が公開した動画には、クルスク州でロシアの第810旅団の戦車が破壊される様子が捉えられている。本誌は、映像が撮影された場所や日時を独自に確認できていない。

本誌は11月11日、ロシア軍が同州に5万人の部隊を派遣する計画だと報じた。その中には、ロシア軍に新たに加わった北朝鮮兵も含まれている。

「5日間で想像を絶する損害を被った」ロシア軍の部隊

北朝鮮兵が加わることで、ロシアは紛争中の他の地域から部隊を撤退させることなく、反攻作戦を展開するウクライナと戦うことが容易になった。しかし、北朝鮮兵が十分な訓練を受け、この地域での戦闘に備えているのかについては疑問が上がっている。

SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

訂正米2月PCE価格+2.5%、予想と一致 消費が

ワールド

米加首脳が電話会談、トランプ氏「生産的」 カーニー

ワールド

ウクライナ、過去の米軍事支援を「ローン」と見なさず

ビジネス

独連銀総裁「過度の楽観禁物」、ECBインフレ目標回
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジェールからも追放される中国人
  • 3
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中国・河南省で見つかった「異常な」埋葬文化
  • 4
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 5
    なぜANAは、手荷物カウンターの待ち時間を最大50分か…
  • 6
    アルコール依存症を克服して「人生がカラフルなこと…
  • 7
    不屈のウクライナ、失ったクルスクの代わりにベルゴ…
  • 8
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 9
    最悪失明...目の健康を脅かす「2型糖尿病」が若い世…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えない「よい炭水化物」とは?
  • 4
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 5
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 8
    大谷登場でざわつく報道陣...山本由伸の会見で大谷翔…
  • 9
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中