ロシア軍、北朝鮮兵含む5万の兵力でクルスクのウクライナ軍占領地に大規模攻勢の構え【マップ】
Map shows Putin's top target as Russia "amassing 50K troops" in Kursk
北朝鮮兵の投入はロシアとウクライナの紛争に不確実性をもたらしているが、彼らの能力には疑問符がついている。
ウクライナ軍の元兵士で地政学アナリストのビクトル・コバレンコは本誌に対して「北朝鮮の兵士がもたらす脅威を過大評価しない方がいい」と述べている。
「これまでに入っている情報によれば、北朝鮮の兵士は訓練や装備が不十分で、ロシア軍にはそれを補う装備や武器もない」と彼は指摘する。
「また北朝鮮の兵士たちはロシア語が分からず、言語の壁と文化の壁のためロシアの兵士たちと効果的に連携することができていない」
コバレンコはさらに「投入される北朝鮮兵の数は数十万の規模には達しておらず、集中攻撃でウクライナ軍の防衛線を突破できる可能性は低い」とつけ加えた。
「それに北朝鮮のこの世代は戦争を経験したことがない。彼らがパニックに陥って逃げ出す可能性は高い」
米シンクタンク「戦争研究所」は、クルスク州のウクライナ軍占領地域ではウクライナ軍とロシア軍の双方が成果を挙げていると報告。
ウクライナ軍は8月6日に越境攻撃を行ってから急速に進軍を遂げたが、ロシア軍がウクライナ軍の拠点にミサイル攻撃や砲撃を行って領土の奪還を進めているもようだとしている。