アメリカを「脱出」したいアメリカ人の割合が史上最高の5人に1人に急増
Record High Number of Americans Want to Leave: Poll
最近行われた別の調査でも、アメリカを去りたいという願望が、アメリカ人の間で何十年も上昇し続けていることを示している。2024年3月に発表されたモンマス大学のレポートによると、アメリカから脱出したいと願うアメリカ人の数は、1974年と比べて3倍になっており、アメリカ人の34%が「できることなら他の国に定住したい」と答えたとしている。
このレポートはまた、アメリカからの移住を望む人の割合は、1950年には5%にまで落ち込んでいたが、1970年代から1990年代までは9%〜13%の間で推移していたと述べている。
ギャラップの世論調査について、アメリカの超党派シンクタンク、移民政策研究所のコミュニケーション・ディレクター、ミシェル・ミッテルシュタットに話を聞いた。
ミッテルシュタットは、「移住願望を表明することと、実際に移住することの間には、常に大きな溝がある」と強調した。
「移住は、人生において人が下しうる最も大きな決断のひとつだ。その決断からは、愛する人との別れ、転職や転居、新しい社会への適応、そして、多くの場合は言葉の問題など、数え切れないほどの変化が生まれる」とミッテルシュタットは言う。