ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
Russia Claims It Downed F-16 Jet in Ukraine, Gets Brutal Community Note
死亡したパイロットは同僚たちとともにデンマークの基地でF16の操縦訓練を受けた。今年に入り彼は、訓練が「縮小」されたことや、操縦の技術的な難しさについて語っていた。
ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使はこのパイロットの死について、アメリカがウクライナ人のF16パイロットに対して行った不適切な訓練が原因だと非難した。
「アメリカの教官はF16戦闘機に乗るウクライナ人パイロットの訓練に失敗した」と、アントノフは駐米ロシア大使館のテレグラムチャンネルに、国営タス通信の報道を引用する形で投稿した。
「現地の教官はウクライナ人(パイロット)の訓練に失敗した」ともアントノフは述べた。「不運な戦闘機がロシア軍兵士によって撃ち落とされたとの報告を受けた教官たちが、(ショックで)叫んでいる様子が目に浮かぶようだ」
ウクライナの国会議員、マリアナ・ベズフラによれば、問題のF16はアメリカから供与された対空防衛システム「パトリオット」の誤射で撃ち落とされ、その原因は「部隊同士の連携の失敗」だったという。また同議員は、空軍の司令部には「嘘をつく習慣がある」と非難した。
事故を受けてウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は空軍司令官を解任した。司令官はベズフラから寄せられた懸念を一蹴するとともに、軍トップへの信頼を傷つけたと彼女を批判していた。
CNNが報じたところでは、ウクライナ軍は事故の原因はパイロットのミスではないと考えている。調査は今も続行中だ。
ウクライナに対しては全部で45機のF16が供与される予定で、このうち数機が7月末に到着している。