最新記事
ウクライナ戦争

ウクライナ軍、迫り来るロシア装甲車を「超至近距離」で撃破...「一発で無力化」する衝撃シーンを公開

Ukrainian Tanks Destroy Russian APC in Stunning Close Combat Video

2024年10月22日(火)20時20分
マンディ・タヘリ
BTR-80

ソ連時代に開発された装甲兵員輸送車「BTR-80」 AnBoris-Shutterstock

<砲撃を受けた装甲兵員輸送車から命からがら脱出した兵士たちが野原へ走る様子も>

ウクライナ人ジャーナリストのユリー・ブトゥソフが共有した映像には、ロシア西部のクルスク州で、ウクライナ軍の戦車がロシア軍の装甲兵員輸送車(APC)を至近距離から砲撃する様子が収められている。

【動画】一帯を覆う煙、野原に散る兵士たち...ウクライナの戦車が「超至近距離」でロシア装甲車を撃破する衝撃シーン

ブトゥソフが自身のテレグラムチャンネルに投稿したこの動画には、ロシアの装甲兵員輸送車が野原を横切り、ウクライナ軍の戦車2両に接近していく様子が映っている。しかし次の瞬間、ウクライナの戦車は驚くほどの至近距離から装甲兵員輸送車を砲撃。車両は煙に包まれた。

少なくとも3人の兵士が装甲兵員輸送車から逃げ出す様子が確認できる。動画後半には、再び攻撃を受けるシーンも映っている。この映像は、ウクライナ陸軍第225強襲大隊によって提供されたものだと報じられている。

ブトゥソフによれば、砲撃したのは同軍第17独立戦車旅団の戦車だという。

本誌はこの映像について独自に検証できておらず、ウクライナ軍とロシア軍に確認とコメントを求める電子メールを10月20日に送信した。

ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻して以来、主戦場となってきたのはウクライナ国内だった。しかしウクライナ軍は今年8月6日、ウクライナの北西に位置するロシアのクルスク州に対して奇襲攻撃を仕掛けた。ウクライナ側は、この攻撃を開始して以来、クルスク州で少なくとも500平方マイル(約1290平方キロ)を制圧したと発表している。

金融
日本のウェルスマネジメントは欧米とどう違う?...MUFGが「今こそ必要」と考える理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

IMF、24年の米成長率見通し引き上げ 中国・日本

ビジネス

IMF、EV移行の広範な影響予想 自動車部門の雇用

ビジネス

IMF、中南米の24年GDP予測を上方修正 メキシ

ビジネス

IMF、ドイツのGDP伸び率予想引き下げ 今年はゼ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「ATACMS」攻撃、無防備な兵士たちを一斉爆撃
  • 3
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    トルコの古代遺跡に「ペルセウス座流星群」が降り注ぐ
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 9
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 10
    「なぜその格好...」ルーブル美術館を貸し切った米モ…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 5
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 10
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 5
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中