逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「ATACMS」攻撃、無防備な兵士たちを一斉爆撃
今回公開された映像はXのアカウント「War Translated」にも掲載された。
同アカウントによると、ロシアのテレグラムチャンネル「Military Informer」は「敵がロシアの『ドローン+戦術ミサイルの組み合わせ』に似たシステムを使用している。だが幸いなことに、西側諸国からの不十分なミサイル供給、さらには今も続くロシア領内への攻撃禁止措置が、そうした攻撃の妨げとなっている」とコメントしているという。
Xアカウントの「CJ」は、同じ映像について「アメリカのウクライナ支援はどんな様子なのか。占領されたウクライナの一区画が消し去られた」と投稿。
「ロシアの演習場がATACMSの子弾数百発で攻撃された。飛び散った大量の破片のため、開けた場所にいた無防備な兵士たちに、ほとんどチャンスはなかった」と付け加えた。
軍事アナリストのロブ・リーも「ウクライナのATACMSクラスター弾が演習場にいたロシアの兵士を襲った」と投稿した。
一方、親ウクライナのXアカウント「Special Kherson Cat」は「一部の(実際には多数の)ウクライナのテレグラムチャンネルが、全てのHIMARSクラスター弾攻撃をATACMS攻撃と呼びたがる。M30クラスター弾の存在を忘れて」とアメリカが供与した別の兵器が使われた可能性に言及している。
この投稿に添えられた攻撃の映像4本のうち、ザポリージャで撮影されたとする1本については、M30クラスター弾だった可能性が大きいとの見方を示し、もしATACMSだったとすれば子弾の数はもっと多く、範囲もこれより広かったはずだとしている。
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