大谷翔平の経済効果1168億円、経済学者が試算...契約額に匹敵
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10月7日 関西大学の宮本勝浩名誉教授は7日、米大リーグ、大谷翔平選手の2024年の経済効果は1168億1181万円に達するとの試算を公表した。写真は2014年11月、都内で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)
関西大学の宮本勝浩名誉教授は7日、米大リーグ、大谷翔平選手の2024年の経済効果は1168億1181万円に達するとの試算を公表した。ドジャースがワールドシリーズに出場すると仮定した場合の推定で、エンゼルスに在籍していた昨年と比べ約2.3倍に高まった。
ドジャースとの契約合意では、野球史上最高額となる総額7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)以上の10年契約と報じられたが、大谷選手の経済効果は、初年度だけで契約額に匹敵する効果を生み出した格好だ。
試算によると、球場の観客増加による消費額やグッズ売り上げ、放映権収入など米国内の直接効果が約446億円、観戦ツアー売上高など日本国内の直接効果が約94億円。これに原材料の売上増加額、関連企業従業員の所得増加による消費増加額など波及効果を加算した。
宮本名誉教授は「阪神優勝の経済効果」「せんとくんの経済効果」など、これまでに数多くの経済効果の試算をまとめた。大谷選手の経済効果は「1人のアスリートの活躍効果というレベルのものではない」とし、社会現象として経済効果を拡大していると分析している。
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