台湾、中国内陸部で複数のミサイル発射検知 警戒強化
台湾国防部(国防省)は9月29日、中国内陸部で複数のミサイル発射を検知したとし、警戒態勢を敷いていると発表した。写真は、北部の基隆でニュースを見る人。5月23日で撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)
台湾国防部(国防省)は29日、中国内陸部で複数のミサイル発射を検知したとし、警戒態勢を敷いていると発表した。
中国は25日、太平洋に向けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行い成功したと発表している。
台湾国防部は、台湾から少なくとも2000キロ離れた内モンゴル、甘粛、青海、新疆の各省・地域で、中国のロケット軍と陸軍による「複数の発砲」を検知したという。
「(台湾軍は)関連する動向を継続的に監視しており、防空部隊は高い警戒レベルを維持し、警戒を強化している」と声明で述べた。
中国国防省はコメント要請に応じなかった。ロケット軍は通常ミサイル部隊や核ミサイル部隊を管轄している。
台湾国防部は26日、中国軍が2日連続で大規模な活動を台湾周辺で行っていると指摘し、周辺地域に深刻な試練を与えていると批判していた。
安全保障関係者によると、台湾は中央山脈のいくつかの山頂に強力なレーダー基地を設置しており、中国の奥深い内陸部まで見渡すことができるという。
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