南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き飛ばす」瞬間を撮影...残酷で完璧な狩りのスキル
Orca Matriarch Seen Throwing Dolphin Into Air During Hunt
この個体群の狩りの様子は一度も確認されていなかった
研究チームは、論文でこう述べている。「南半球における科学的な取り組みでは、南極と亜南極の水域のタイプAとされる採餌戦略のシャチ(すなわち、クロミンククジラ[学名Balaenoptera bonaerensis]、ミナミゾウアザラシ[学名Mirounga leonina]を食べるタイプ)に、主な焦点が当てられている」
「タイプB1は、ウェッデルアザラシ[学名Leptonychotesw eddellii]、タイプB2はペンギンと魚類を食べる」と論文は続く。「タイプCは、ライギョダマシ[Dissostichus mawsoni]、タイプDは、延縄(はえなわ)漁にかかった魚を捕食する」
フンボルト海流に生息するこの個体群による狩りの様子は、これまで一度も確認されていなかった。イルカを捕食するということは、この個体群は、哺乳類を食べるタイプAの生態型に属する可能性がある。
「もし可能であれば、皮膚生検サンプルを入手して、遺伝子データを分析したいと考えている。この太平洋南東部に生息するシャチの遺伝情報はないからだ」とガルシア=セガラは話す。「とはいえ、シャチは頭がよくて巧妙に逃げ回るので、生検採取のために船で近づくのは難しい」
シャチは、仕留めた獲物を群れの仲間と分け合うことが確認されている。タイプAは、血縁関係にある者同士で獲物を分け合うことが確認されているため、このことも、この個体群がタイプAに属する可能性を示唆している。
「われわれが生まれたばかりの個体を確認しているという事実は、彼らに子孫がいる兆候であり、重要だ。ただし、彼らの生存率はわかっていない」とガルシア=セガラは言う。「一般市民が研究に参加しているおかげで、私たちは、チリ北部の沿岸数千キロメートルにわたって、沖合に生息するシャチを追跡できている。ただし、たまたまシャチを目撃したというケースがほとんどだ」
(翻訳:ガリレオ)

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
「セールス」外資ならではの働きやすさ/ホテル業界向けの業務管理システム提供/リモート可/2018年日本支社設立/32カ国・地域に7 000名以上のグローバルカンパニー
Shiji Japan株式会社
- 東京都
- 年収700万円~1,100万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
経理マネージャー 外資専門商社「自動車、エレクトロニクス、アパレル等」
外資専門商社
- 東京都
- 年収900万円~1,200万円
- 正社員