キリスト教の教えをバズらせた?...「神のインフルエンサー」と呼ばれた早世の少年が聖人に
2024年8月15日(木)11時29分
カルロ・アクティスの聖遺物が納められる様子(2022年10月12日) Nicolas Guyonnet / Hans Lucas via Reuters Connect
<2006年に15歳で亡くなった少年は、2度の「奇跡」を起こしたことが認められ、聖人に列せられる見込みだ>
「神のインフルエンサー」と呼ばれた少年が、カトリック教会の聖人に列せられる見込みだ。
ロンドン生まれ、イタリア育ちで2006年に15歳で白血病により亡くなったカルロ・アクティスは、教区のウェブサイトを手がけたほか、奇跡の全実例を記録するサイトを死の2日前に公開。キリスト教の教えをバズらせた。
聖人に列せられるには「奇跡」を起こした実績が必要になるが、アクティスは先天性疾患を患うブラジルの子供を治癒させるなど、2度の奇跡を起こしたことがバチカンで認められた。ミレニアル世代では初の聖人誕生だ。