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南アジア

バングラデシュの止まらない学生デモ

Speaking Against Power

2024年7月23日(火)19時40分
ムバシャル・ハサン(オスロ大学博士研究員)、アーリル・エンゲルセン・ルード(オスロ大学教授)

ハシナは09年から首相の座にあり、その権力基盤は強固だ。バングラデシュの野党は迫害により弱体化しており、アワミ連盟は選挙のたびに勝利してきた。にもかかわらず、なぜ政府はデモを抑え込んだり、スキャンダルが暴露されるのを止めることができないのだろう。

今回の抗議デモと、公務員の腐敗に関する報道の両方から伝わってくるのは、統治者としての与党の正統性に異議を唱える国民の声だ。権力者に対して責任を問う声を上げたい、声を上げる場所が欲しいという人々の欲求が消えていないことの表れでもある。


バングラデシュの人々は、政権や政府に対する抗議や批判を伝える手段として新しい形の民主的ブリコラージュを使い始めた。その背景には、民主主義精神の持つ打たれ強さと、権力に対してもの申すことを認められたいという人々の強い欲求がある。

From thediplomat.com


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