最新記事
TikTok

「これは無理」「消防署に電話を」出入口にのさばるクモの「常軌を逸した大きさ」にネット震撼

Spider Blocking Woman's Exit Is So Big People Reckon Fire Brigade Is Needed

2024年7月23日(火)06時40分
スー・キム
巨大なクモ

(写真はイメージです) AH. IQBAL BAIHAKI-Shutterstock

<大きなクモが必ずしも人間にとって有害な訳ではないが...>

オーストラリアの住宅で大きなクモを発見した女性の動画がTikTokユーザーを恐怖に陥れている。

【写真】「子供用サッカーボールくらい」 室内で発見された巨大な毒グモの衝撃的な姿

ジュリア・マーティンズ(@xumartinss)が7月18日に投稿したこの映像の再生回数は、すでに510万回超。ハッシュタグによると撮影地はシドニーとのこと。

動画ではドアに続く廊下が映し出され、扉のガラスに巨大なクモが浮かび上がっているのが見える。

オーストラリアには多種多様なクモが生息している。その多くは大きさのせいで威圧的に見えるかもしれない。最もよく出くわす大型クモの一つがアシダカグモだ。

オーストラリア博物館によれば、アシダカグモの多くの種が住宅に侵入し、しばしば「カーテンの裏からコソコソ出てきて」人々をおびえされている。「また、車に入り込むことでも有名で、サンバイザーの陰に隠れたり、ダッシュボードを横切ったりすることもある」と、同博物館は言う。

その恐ろしい外見とは裏腹に、アシダカグモは一般的に人に対して無害だ。ただし、ほとんどのクモがそうであるようにアシダカグモも毒を持っており、かまれると何らかの悪影響が出るかもしれない。「もっとも、かみつくことにはかなり消極的で、攻撃的というよりむしろ逃げようとするのが普通だ。住宅では害虫駆除の役割を担ってくれる」とも同博物館は補足している。

オーストラリアで死亡例があるのは、オスのシドニージョウゴグモとセアカゴケグモのみだ。

オーストラリア博物館によれば、特にオスのシドニージョウゴグモは、その咬傷が人間や霊長類に及ぼす致命的な影響から、最も危険なクモの一つとされている。ただし、毎年多くの人がかまれているにもかかわらず、命を落とすことはめったにない。オスのシドニージョウゴグモによる死亡事故は累計13件しか記録されていない。

ヤノテグモもジョウゴグモと同程度の毒を持っているが、咬傷による死亡例は確認されていない。

TikTokユーザーらは巨大なクモとの遭遇シーンを捉えたこの動画に震え上がっており、「絶対オーストラリアには行かない」「お金を積まれても、そこに住むことはできない」といったコメントが寄せられている。

@i_d_k_290は「私だったら消防署に電話する」と書き込み、@blushandpearlは「私なら絶対に警察を呼ぶ」とコメントしている。また、@hattieee.3は「私だったら死んでしまう」と述べ、@bby.yazzzは「常軌を逸している」と綴った。「違うよ。それはハロウィンの飾りだ」と@krdawson33は言う。

本誌はTIkTokを通じて投稿主にコメントを求めているが、この動画を独自に検証できていない。

(翻訳:ガリレオ)

<編集部追記:7月23日8時時点で、この動画がアカウントから削除されていることを確認しました>

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシアがICBM発射、ウクライナ発表 初の実戦使用

ワールド

国際刑事裁判所、イスラエル首相らに逮捕状 戦争犯罪

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部の民家空爆 犠牲者多数

ビジネス

米国は以前よりインフレに脆弱=リッチモンド連銀総裁
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 2
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 5
    「ワークライフバランス不要論」で炎上...若手起業家…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    習近平を側近がカメラから守った瞬間──英スターマー…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 10
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中