モンゴルで歴史に残る総選挙、憲法改正で「定数が76から126に」史上初の在外投票も、不正疑惑が...
Mongolian Democracy
今回、最大の問題の1つは選挙運動支出の増大だ。
地元メディアによれば、支出額トップは人民党の2兆4000億ツグリク(約1128億円)。新国民連合の2兆ツグリク、人間党の1兆7000億ツグリク、民主党の1兆4000億ツグリクが続いた。支出の大半は首都ウランバートルなどに偏っていたという。
欧州安保協力機構(OSCE)が派遣した選挙監視団は、報告書でこう総評している。「公平性の不足が競争力に悪影響を与えた。民主的選挙の法的枠組みは適切だが、基本的権利・自由の国際基準にさらに対応する必要がある」
今回総選挙で、モンゴル史上、初めて在外投票が可能になり、在外投票者数は計34カ国在住の1万3095人に上った。モンゴルの民主主義にとって、最大の勝利の1つだろう。
From thediplomat.com

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