最新記事
動物

まるで「野球部の一年生」...羊の群れを視線一つで「全力集合・全力解散」させる牧羊犬にネット熱狂

Internet in Stitches at How Border Collie Herds Lambs With 'Zero Effort'

2024年6月27日(木)20時00分
レイチェル・オコナー
ボーダーコリー

(写真はイメージです) vyasphoto-Shutterstock

<従順な子羊たちとボーダーコリーの仕事ぶりがTikTokユーザーを夢中にさせている>

米モンタナ州の田舎での生活をTikTokアカウント@shyrish1994で発信している農業従事者が、自ら訓練した使役犬が小さな子羊の群れを誘導する様子を公開し、大きな反響を呼んでいる。

【動画】「集合!解散!」羊の群れを視線一つで操る牧羊犬 「圧倒的風格」にネット熱狂

映像では、十数匹の子羊が勢いよくコーナーを駆け抜け、黒と白のボーダーコリーに向かって突っ込まんばかりに走っていく。一瞬の間を置いてコリーが視線を送ると、子羊たちは一斉に向きを変え、来た道を全速力で戻っていった。


この動画はネット上で大いにウケており、6月24日の公開以来、5500万回再生され、700万の「いいね」を獲得している。コメント欄には数万のユーザーが殺到し、熟練した牧羊犬を称賛した。あるユーザーは「今まで見た中で最高の牧羊犬だ。努力ゼロで100%の結果を得た」と書き込んだ。

「彼らは『いや、違うな』って一斉に言った」とジョークを飛ばす人もいれば、「犬のオーラが強すぎたんだ」と述べるユーザーも。他には「あの建物の裏に戻って、チームミーティングを開いたに違いない」と笑う人や、「まるでモンティ・パイソンの寸劇みたいだ」と言う人もいた。(※編集部注:日本のユーザーからの書き込みも多く、特に@yossy1130の「野球部の一年生の集合が遅いからやり直しの時」というコメントには3500近くの「いいね」が寄せられ共感を集めている)

ボーダーコリーは家庭用ペットとしても使役犬としても世界中で非常に人気がある。アメリカン・ケネル・クラブ(AKC)によれば、ボーダーコリーは働きながら成長するとても賢い犬で、当初は牧場で働く羊飼いとして飼育されていた。

多くの家族経営の牧場では今でもこの犬種が仕事を手伝っている。ペットとしても人気だが、AKCはこの活発な犬種が幸せでいるには忙しい状態を保つ必要があると警告している。

@shyrish1994の場合、彼の牧羊犬は明らかに忙しくしている。農場からの別の投稿には、羊たちを追い、牛の世話をし、悪天候でも働く姿が映っている。さらには農場に住み着いた野生のアライグマとも仲良くなるなど、充実した日々を過ごしているようだ。

20240702issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年7月2日号(6月25日発売)は「小池百合子の最終章」特集。「大衆の敵」をつくり出し「ワンフレーズ」で局面を変えた小池百合子の終わりの始まり。都知事選3選に潜む落とし穴は?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:「スウィフトノミクス」が幻想にすぎない訳

ワールド

焦点:少年院でギャングが勧誘、スウェーデンで増える

ビジネス

アングル:中国「白酒」が西側進出へ、メーカーは販売

ワールド

アングル:300%インフレのアルゼンチン、「主食」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:小池百合子の最終章
特集:小池百合子の最終章
2024年7月 2日号(6/25発売)

「大衆の敵」をつくり出し「ワンフレーズ」で局面を変える小池百合子の力の源泉と日和見政治の限界

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着たのか?...「お呼ばれドレス」5選
  • 3
    「地球温暖化を最も恐れているのは中国国民」と欧州機関の意識調査で明らかに...その3つの理由とは?
  • 4
    女性判事がナイトクラブで大暴れ! 胸が見えてもお構…
  • 5
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セク…
  • 6
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 7
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 8
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 9
    ロシアの人工衛星が軌道上で分解...多数の「宇宙ごみ…
  • 10
    「死刑囚だけど、会いたいから行ってるだけ」和歌山…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 3
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セクハラ疑惑で3年間資格停止に反論「恋人同士だった」
  • 4
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 5
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 6
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 7
    貨物コンテナを蜂の巣のように改造した自爆ドローン…
  • 8
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 9
    ロシア軍部隊を引き裂く無差別兵器...米軍供与のハイ…
  • 10
    「地球温暖化を最も恐れているのは中国国民」と欧州…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 5
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 6
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 7
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 8
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…
  • 9
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 10
    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中