最新記事
ロシア

北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすごく退屈そう」な様子の動画が話題 「なぜこんなことに...」

Putin caught looking "bored" in North Korea visit videos

2024年6月21日(金)18時14分
イザベル・バンブルーゲン
北朝鮮を訪問したロシアのプーチン大統領

KCNA via REUTERS

<北朝鮮を訪問して金正恩と包括的戦略パートナーシップ条約を結んだプーチンだが、現地での「つまらなそうな顔」が話題に>

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月19日に24年ぶりに北朝鮮を訪問し、手厚い歓迎を受けた。だが現地でのプーチンの様子を捉えた映像を見た目ざとい人々は、平壌で開催された歓迎コンサートに出席したプーチンが、つまらなそうな顔をしていたのを見逃さなかった。

■【動画】北朝鮮で歓迎セレモニーを受けるプーチン、露骨に「退屈そう」な様子を見せる 「つまらなそう」「飽きてる?」

プーチンと北朝鮮の金正恩総書記は、ロシアと北朝鮮の代表団と共に平壌体育館で開催されたコンサートに出席した。同体育館には朝鮮語とロシア語で「ロシア連邦の大統領であり同志のウラジーミル・プーチンを歓迎する!」と書かれた横断幕が掲げられていた。

北朝鮮とロシアはプーチンが2022年2月に隣国ウクライナへの本格侵攻を開始して以降、関係を深めてきた。こうしたなかで金とプーチンは19日に行った露朝首脳会談において、有事の際には互いに即座に軍事支援を提供するべく手を尽くすことを定めた新たな「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。

コンサートでは両国の国歌のほかに、プーチンのために「聖なる戦い」「どこから祖国は始まるか」「求めるは勝利のみ」や「カチューシャ」などロシアの歌のメドレーが演奏された。

北朝鮮の歓迎コンサートの最中に退屈そうにするプーチン

このコンサートでのプーチンの様子を撮影した映像はSNS上で拡散されているが、これを見たユーザーたちの間からは、プーチンがコンサートを楽しんでいるようには見えないといった声が上がっている。

あるX(旧ツイッター)ユーザーはプーチンのスクリーンショットを共有し、「プーチンの心の声。『どうして俺はこんなところにいるんだ⁉』」と投稿した。別のXユーザーは「飽きているように見える」とコメントし、また別の人物は「ボディランゲージを見ると、どちらの指導者も興奮や楽しさを感じていないようだ」と書き込んだ。

本誌はこの件についてロシア外務省にメールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。

ロシアの国営タス通信は19日、金の言葉を引用して「(北朝鮮は)ロシアの政府、軍と国民が主権と安全保障上の利益、領土の一体性を守るためにウクライナでの特別軍事作戦を実行することについて、全面的な支持と団結を表明する」と述べたと報道した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:AIで急増する米国の電力需要、原発活用の

ワールド

焦点:中国が定年引き上げ、それでも年金問題解決には

ワールド

イスラエル、空爆でヒズボラ指導者ナスララ師殺害 イ

ワールド

石破自民新総裁、林官房長官続投の意向 財務相は加藤
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
2024年10月 1日号(9/24発売)

被災地支援を続ける羽生結弦が語った、3.11の記憶と震災を生きる意味

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッション」に世界が驚いた瞬間が再び話題に
  • 2
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 3
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する「ロボット犬」を戦場に投入...活動映像を公開
  • 4
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 5
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 6
    メーガン妃が編集したヴォーグ誌「15人の女性をフィ…
  • 7
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感.…
  • 8
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 9
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 10
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 1
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 2
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 3
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断された手足と戦場の記憶
  • 4
    白米が玄米よりもヘルシーに
  • 5
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 6
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 7
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 8
    先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない…
  • 9
    50年前にシングルマザーとなった女性は、いま荒川の…
  • 10
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 7
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
  • 8
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 9
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 10
    無数のハムスターが飛行機内で「大脱走」...ハムパニ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中