児童への「暴力犯罪者リスト」にイスラエルが加わる...グテレス国連事務総長の決定に、イスラエル猛反発
イスラエルのエルダン国連大使は、国連のグテレス事務総長がイスラエル軍を児童に対する暴力を犯した犯罪者の国際リストに加えたことを明らかにした上で、この決定を「恥ずべきこと」と批判した。5月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)
イスラエルのエルダン国連大使は、国連のグテレス事務総長がイスラエル軍を児童に対する暴力を犯した犯罪者の国際リストに加えたことを明らかにした上で、この決定を「恥ずべきこと」と批判した。ソーシャルメディアに動画を投稿した。
エルダン氏は7日にこの決定に関する正式な通知を受けたと述べた。このリストは、14日に国連安全保障理事会に提出される予定の児童と武力紛争に関する報告書に含まれている。イスラエルのカッツ外相も、この決定はイスラエルと国連の関係に影響を与えるとの認識を示した。ネタニヤフ首相も声明で、国連は「ハマスの殺人者を支持する側に加わったことで歴史のブラックリストに加わった」と指摘した。
エルダン氏は投稿した動画で「事務総長のこの恥ずべき決定に、私はショックを受けている」と述べた上で 「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ。この決定はテロリストを助け、ハマスに利益をもたらすだけだ」と強調した。
事務総長の報道官はコメントを控えた。
グテーレス事務総長が安保理に提出した児童と武力紛争に関する年次報告書には、児童の殺害、傷害、性的虐待、誘拐または徴兵、援助の拒否、学校や病院への攻撃などが含まれている。
イスラエルは、昨年10月のハマスによる攻撃に対し、ガザを支配するハマスに報復。ガザ保健当局によると、イスラエルの攻撃により、3万6000人以上のパレスチナ人が殺害されたとしている。
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