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米通貨監督庁、気候リスク指針を撤回 銀行に「負担大きい」
2025年04月01日(火)11時19分

3月31日、米財務省の通貨監督庁(OCC)は、銀行に対する気候変動に関する金融リスク指針の提供原則を撤回したと発表した。写真はハリケーン・ヘレンによる被害。米フロリダ州 で昨年9月撮影(2025 ロイター/Octavio Jones)
[ワシントン 31日 ロイター] - 米財務省の通貨監督庁(OCC)は31日、銀行に対する気候変動に関する金融リスク指針の提供原則を撤回したと発表した。
OCCのフード長官代行は、指針提供は「過度に負担が大きい」と説明した。その上で、「連邦政府の金融システムの安全性と健全性、公正性を確保しつつ、規制要件を過剰ではなく、効果的に調整する適切な機会を引き続き模索する」と述べた。
気候変動対策は、民主党のバイデン前政権にとって重要な優先課題の一つだった。共和党のトランプ大統領は、企業に望ましくない負担をかけているとして、これらの多くを撤廃すると明言している。