ノルウェー政府系ファンド、洋上風力発電権益の49%取得 独RWEから

3月31日、世界最大規模の政府系投資基金であるノルウェー政府系ファンドは、デンマークとドイツで建設が進む洋上風力発電プロジェクト2件の権益49%を14億ユーロ(約15億ドル)で取得したと発表した。写真はRWEのロゴ。ドイツのエッセンで2021年11月撮影(2025 ロイター/Thilo Schmuelgen)
[コペンハーゲン/フランクフルト 31日 ロイター] - 世界最大規模の政府系投資基金であるノルウェー政府系ファンドは31日、デンマークとドイツで建設が進む洋上風力発電プロジェクト2件の権益49%を14億ユーロ(約15億ドル)で取得したと発表した。
ノルウェー銀行(中央銀行)投資管理部門(NBIM)が独エネルギー大手RWEの二つの風力発電プロジェクトの株式を取得する。2025年7─9月期の初めには完了する見通し。建設と運営は独企業が担う。
RWEによると、両プロジェクトの発電能力は計2.64ギガワット(GW)。ドイツとデンマークの260万を超える世帯へ十分な電力を供給できる。
アナリストによると、これによりRWEの発電プロジェクトに対する権益の割合は約40億ユーロ縮小する一方、財務上は約1億5000万ユーロの利益獲得になるという