ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発にドローン攻撃...ロシアは「軍事的自制を求める」と批判
4月18日、国際原子力機関(IAEA)は、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所の訓練施設に無人機(ドローン)攻撃の試みがあったと、ロシア側の職員から報告を受けたと明らかにした。写真は2023年6月撮影(2024年 ロイター/Alina Smutko)
国際原子力機関(IAEA)は18日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所の訓練施設に無人機(ドローン)攻撃の試みがあったと、ロシア側の職員から報告を受けたと明らかにした。
同様の試みが約2週間前にあったばかり。ロシア側の職員はウクライナの関与を主張。無人機は訓練施設の上空で破壊されたという。また、施設に被害はなく、負傷者も出ていないとした。
IAEAのグロッシ事務局長も負傷者や施設の損傷はないとし、原発に常駐するIAEA職員が、ロシア側の職員が攻撃を報告したのと同時に爆発音を聞いたと声明で述べた。
「誰が関与したにせよ、重大な原子力事故という現実的な脅威を回避するために最大限の軍事的自制を繰り返し求める国際社会の声を無視する」攻撃だと批判した。
同氏によると、IAEA職員は標的になったとされる訓練施設への立ち入りを安全上の理由で拒否された。
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