「イスラム国」がチャンピオンズリーグ攻撃示唆、各国で警備強化
フランスとスペインは、4月9日と10日にパリとマドリードで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の警備を強化する。過激派組織「イスラム国」(IS)が無人機(ドローン)攻撃などを示唆したことを受けた。写真は9日にマドリードのサンティアゴ・ベルナベウ外で警備に当たる職員(2024年 ロイター/Violeta Santos Moura)
フランスとスペインは、9日と10日にパリとマドリードで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の警備を強化する。過激派組織「イスラム国」(IS)が無人機(ドローン)攻撃などを示唆したことを受けた。
英警察当局も9日夜にロンドンで行われたアーセナルとバイエルン・ミュンヘンの試合戦を前に、攻撃の脅威があることを把握しており、警備を強化したと明かした。
フランスのダルマナン内相はパリ五輪の警備に関する9日の記者会見で、10日にパリで行われるパリ・サンジェルマン(PSG)とバルセロナのCL準々決勝に向け、当局が警備を大幅に強化したと説明。「特にスタジアムを標的にしたイスラム国のやり取りを把握した」と述べた。
イスラム過激派の通信を監視する「サイト・インテリジェンス・グループ」によると、ISはPSGのスタジアムの画像とともに、2015年11月のパリ郊外で起きたスタジアム襲撃事件を再現するよう促す投稿をした。
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