最新記事
韓国

これパパ活?「桜満開のソウル汝矣島でお花見デート」 韓国、ネットに相次ぐバイト募集

2024年4月4日(木)22時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
韓国ソウルの汝矣島桜まつりを楽しむカップ

韓国ソウルの汝矣島桜まつりを楽しむカップル hojusaram / flicker CC BY-SA 2.0 DEED Attribution-ShareAlike 2.0 Generic

<花見のバイトでも日本のような場所取りではなく......>

日本同様、3月最後の週末から気温が上がり春の到来を告げた韓国。ソウルでも4月1日には鍾路区松月洞(チョンノグ・ソンウォルドン)にあるソウル気象観測所前に植えられたソメイヨシノが開花し、気象庁が「ソウルに桜が咲いた」と発表した。

そんななか、インターネットのコミュニティサイトには「お花見デートバイト募集」という投稿がアップされて、話題を呼んでいる。韓国メディアSBS、韓国日報などが報じた。

時給3万ウォン、送迎可、食事・デザートまで提供

日本よりもネットの普及が早かった韓国ではさまざまなオンラインコミュニティサイトが存在する。そういったもののひとつに、公務員や会社員などビジネスパーソンが利用できる匿名コミュニティサイトがある。イメージとしてはLinkedInの匿名版といったところだ。そうしたコミュニティサイトのなかに、3月末にあるアルバイト募集の投稿がアップされた。


「桜デート1日アルバイト(女)を求めます」

投稿者は韓国水資源公社勤務のユ氏。

「こんにちは。人生を生きていながら桜が咲く日に異性と一日くらいは一緒に食事をしたくて、または今後できる異性とデートのための経験を積むために求人を載せます」とアルバイト募集の趣旨を明らかにした。

投稿された内容によると、このアルバイトは「4月6、7日のうち1日、ソウル漢江(ハンガン)および汝矣島(ヨイド)一帯で桜のお花見デートをする相手を求める。時給2万ウォン(約2,200円)で、8時間計16万ウォン」という報酬だった。

さらに条件としては「出退勤時の送迎可能」「食事最大2食とデザート提供」等、具体的な条件も掲げた。 また「契約が締結されれば口座に契約金5万ウォンを入金し、残金11万ウォンは契約終了後に入金する」として給与の支払方法まで掲載した。

また、セクハラなどを心配する女性への配慮として「身体接触は一切ありません」と述べ、さらに「望まない身体接触をした場合、アルバイト雇用主を警察に通報すること」ともした。一方で混雑する桜祭り会場でのデートを予定していることもあり、「ただし、人混みで混雑して移動するのに大変な場合にのみ手をしばらく握ることもあり得る」とトラブル発生時への配慮も怠りなかった。

ユ氏は翌日には内容をアップデートした別の投稿を掲載。時給を1万ウォンアップした3万ウォン(約3,300円)としたほか、応募者の条件として、満20歳以上の未婚の女性のみ、大まかなデートコースやデートプランなどの準備が可能な者(雇用主が該当経験が皆無でデート教育も兼ねるため)とした。結果的にその日の夕方には、アルバイトへの申し込みがあったようで、募集が締め切られた。

【20%オフ】GOHHME 電気毛布 掛け敷き兼用【アマゾン タイムセール】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

訂正-仏ロクシタン、株式を非公開化 18億米ドルで

ビジネス

商船三井、25年3月期純利益は減益予想 

ワールド

アジア太平洋、軟着陸の見込み高まる インフレ低下で

ワールド

中国4月PMI、製造業・非製造業ともに拡大ペース鈍
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「瞬時に痛みが走った...」ヨガ中に猛毒ヘビに襲われ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 9

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中