最新記事
動物

執拗な攻撃...怒ったゾウが「鼻と牙」でサファリ用トラックを持ち上げ、叩き付ける衝撃映像

2024年3月28日(木)19時00分
若道いつき
ゾウ

(写真はイメージです) Art Konovalov-Shutterstock

<興奮したゾウの前では大型車両でも不十分>

南アフリカの国立公園で今月18日、興奮したゾウが観光客を乗せたサファリトラックに接近し、襲撃する事件が発生した。

【動画】怒ったゾウがサファリトラックを「鼻と牙」で持ち上げ、地面に叩き付ける瞬間

緊迫の瞬間が記録されたのは、同国北西部に位置するピラネスバーグ国立公園だ。少し離れた場所から撮影された動画には、サファリトラックの正面にゾウが立ちはだかっている様子が確認できる。

バックする車両に容赦なく迫るゾウは、その勢いで鼻と牙を押し当てて、トラックを宙に高く浮かせては身を引いて地面に叩き付ける攻撃を2度行った。乗客の悲鳴と、ガイド兼ドライバーの男性がゾウに向かって何度も「やめろ」と叫んでいるのが分かる。

また、トラックに乗っていた観光客が撮影した動画もある。車内にはゾウの視界に入らないよう低く伏せ、数人の緊張した面持ちの乗客の姿が映っている。

アフリカ各地から寄せられる野生動物の映像を発信するプラットフォーム「レイテスト・サイティング(Latest Sightings)」に乗客の一人が寄せた体験談によると、ツアー参加者らは車を降り、ガイドに許可された場所の範囲内で写真撮影をするなどして過ごしていたという。

そこに近づいてきた大きなオスのゾウに危険な兆候を感じ取ったガイドは、数人のゲストを急いで車に避難させた。その際、車の外にはまだ数人が残されていたという。ドライバーがゾウと対峙していたのは、ゾウをそうした人々から遠ざけようとする狙いがあったものとされている。

AP通信の報道によると、幸い運転手・乗客ともに無事で怪我人も出ていないという。

ニューズウィーク日本版 トランプショック
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン核施設への限定的攻撃をなお検討=

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 4
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 5
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 6
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 7
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 8
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 9
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 10
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 10
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中