ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサイル領空侵犯問題で
3月26日、ロシアがウクライナ西部を狙って発射したミサイルがポーランド領空に侵入した問題で、ポーランド外務省は、ロシアの駐ポーランド大使が事情説明を求めるための呼び出しに応じなかったと発表した。写真はロシア大使。ポーランドのワルシャワで昨年5月撮影、提供写真(2024年 ロイター/Agencja Wyborcza.pl)
ロシアがウクライナ西部を狙って発射したミサイルがポーランド領空に侵入した問題で、ポーランド外務省は25日、ロシアの駐ポーランド大使が事情説明を求めるための呼び出しに応じなかったと発表した。
ポーランド軍によると、24日に防空レーダーがロシアのミサイルがポーランド領空に入って39秒間、2キロほど飛行した後、ウクライナ領空に戻ったという。
外務省の報道官は「ロシア大使は本日、当省に説明のために姿を現さなかった」と述べた。
ブワディスワフ・コシニャクカミシュ副首相兼国防相は、呼び出し無視のような「侮辱」は断じて許容できず、数日中に次の対応策を決めると表明した。
ロシア側は、ポーランド政府が大使を呼び出し、これに応じなかったことを認めた上で、大使はポーランド政府に領空侵犯の証拠を提示できるか問い合わせ、提示がなさそうだったので説明に出向くのを拒否したとしている。
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