金正恩はどのようにベンツを手に入れているのか?
昨年9月にロシア訪問の際に金総書記はプーチン大統領と「あらゆる分野での協力」を約束した。その後、北朝鮮がロシアに軍備品と弾薬をコンテナ1000個分以上送ったとされる衛星写真を米ホワイトハウスが発表。
また、ロシア船籍のコンテナ船2隻が北朝鮮のラジン(羅先)からロシア極東のドゥナイへ武器を輸送した可能性に関する国連の報告書も発表されている。
その見返りとして北朝鮮はロシアからミサイル開発など軍事技術に関する技術を得ているとされる。
かつては北朝鮮からの労働者による外貨稼ぎが大きな収入源であった。しかし、現在ではFBI(米連邦捜査局)の最重要指名手配リストにも載っている「ラザルス」など、中国に拠点を置く北朝鮮系のソフトウェア会社によるハッカー攻撃によって資金の多くが得られているという。
2017年から2023年の間に北朝鮮が関与したとされる58件だけでも、その被害額は約30億ドル(約450億円)にものぼると国連パネルが発表。そしてその資金のほとんどがミサイル開発に使用されているとみられている。

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら