最新記事
パズル

クロスワードパズルの答えが「わからない」「難しすぎる」とネットで話題...あなたは正解できる?

Dad Stumped by Four-Letter Answer in Kids' Animal-Themed Crossword Puzzle

2024年3月21日(木)15時40分
ジャック・ベレスフォード
(写真はイメージです) Photology1971-Shutterstock

(写真はイメージです) Photology1971-Shutterstock

<そのクロスワードパズルは飲食店でセットメニューの一部として渡されたものだという>

子供向けの未完成クロスワードパズルをめぐってネットが膠着状態になっている。最後まで答えが出ない部分については最悪を恐れる声もある。

【画像】「わからない」「難しすぎる」とネットで話題のクロスワードパズル

クロスワードパズルは100年以上前から存在していた。初めて登場したのは1913年のニューヨーク・ワールド紙。その20年ほど前に米国へ移住した英国人ジャーナリスト、アーサー・ウィンが生みの親だった。

今もクロスワードパズルは米国で広く親しまれ、世代を越えて楽しめる娯楽として定着している。

世論調査機関のスタティスタとユーガブが2023年に行った調査によると、クロスワードはベビーブーム世代の間で人気が高く、62%が今も夢中になっている。余暇にクロスワードを楽しんでいるという人は、X世代(69%)とミレニアル世代(70%)でさらに多かった。

そうした理由もあって、シアトル在住の男性が「u/n44m」のハンドル名でSNSのレディットに投稿したパズルに注目が集まった。男性が困った末に共有したのは、フロリダ州の飲食店でセットメニューの一部として息子に手渡されたクロスワードパズルだった。

クロスワードは4つの単語で構成され、それぞれヒントとして動物の絵が付いている。このうち牛(cow)、馬(horse)、羊(sheep)の3つは絵を手がかりに答えが記入してあった。問題は、一部しか記入されていない4つ目だった。

答えは4文字で構成される単語でなければならない。しかし絵に描かれたブタのpigは3文字しかない。

このパズルをレディットに投稿した父親は本誌の取材に対し、友人や家族と食事しながら「全員が子供のパズルに夢中になった」と打ち明けた。

答えをめぐって意見は完全に割れたといい、「私たちの半分は『ポーク(pork)』が答えだと考え、残る半分はクロスワードの設計に誤りがあるという結論に至った」

意見の違いはあっても、男性は自分の答えにかなりの自信を持っている。たとえそれが、クロスワード界全体に暗い影を落とす答えだったとしても。「答えはporkだろうと思う。ただ、このパズルのほかの答えが動物の名で、肉の名前ではないことを考えるとおかしい」

確固たる答えを求めて男性はパズルの写真をレディットに掲載した。だが寄せられた反応は一致とはほど遠かった。

複数形の「pigs」が答えだと考えるユーザーもいれば、(クロスワードに描かれたブタの絵は1匹だけだったが)、「Pigg。最後のgは無音」という冗談を書き込んだユーザーも。

答えはporkかもしれないという意見にざわつく声もあった。「なぜpork? 確かにそれが答えなのかもしれないし、もしほかの答えがbeefやlambやmuttonで、horseがchickenだったら筋は通る。pigはporkじゃない。pigの肉がporkだ。自分にとっては」

混乱が続いて確固たる答えが出ない中で、投稿者の男性は、たとえ結論が出なかったとしても「全部のコメントを読むのは楽しい」と話す。

子供のパズルが大人たちの頭をひねらせたのは今回が初めてではない。過去にもSNSに投稿された間違い探しゲームや脱出不可能に思える迷路ゲームが同じような反響を呼んだほか、別の子供向けクロスワードが人々を混乱に陥れたこともあった。

(翻訳:鈴木聖子)

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 4
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中