もしメラニアが再びファーストレディーになったら!?あくまで沈黙を続けるステルス作戦の行方
WHERE’S MELANIA?
今回は夫婦のツーショットも数えるほど JONATHAN ERNSTーREUTERS
<「騒がれたくない、でも忘れられたくない」再選を目指すトランプの妻メラニアの悩みを元友人で側近が明かす。本誌「もしトラ」特集より>
前大統領夫人がホワイトハウスに戻ってきても、前回とは違うだろう。メラニア・トランプの元友人で側近だったステファニー・ウィンストン・ウォルコフはそう語る。
2020年に著書『メラニアと私』を出版したウィンストン・ウォルコフはポッドキャストの「メイダスタッチ」で、メラニアはファーストレディーになることを「そもそも望んでいなかった」と語った。
息子のバロンがこの春で18歳になれば、彼女は「はるかに多くの自由」を手にする。
そして、メラニアが隣にいてもいなくても、トランプの女性に対する態度にも政治にも「何も影響はない」。
「言葉を並べるのは簡単だし、メラニアはそういう人だ。彼女が自立について語り、品格について語ったところで、むなしい言葉に何も意味はない」。
メラニアが再びファーストレディーになることは「私たちの国にとって最大の悲劇だ。彼女に再び舞台を与えても、前向きなことは何も起こらない。論争が増えるだけだ」。
前大統領夫人は3年前にホワイトハウスを去って以来、公の場にほとんど姿を現していない。
スポットライトを避けているのは「意図的」で、「何も言わなければ何も報道されない。インタビューに応じなければ、誰も何も言うことはない」。
一方で、メラニアは「世の中に忘れられないように」自分の居場所に関する臆測を利用しているとも、ウィンストン・ウォルコフは批判する。
彼女は昨年12月、X(旧ツイッター)に次のように投稿している。
「メラニア・トランプがかつての自分の役割を真剣に受け止めていたなら、自分がいない理由を『事実に基づいて』国民に説明するだろう。でも、彼女はそうしなければメディアがさらに詮索することを知っていて、それを利用して自分の存在感を保ち、世間の臆測に快感を覚えている」
世界の多くの人々と同じようにメラニアも、トランプ再選の可能性に胸がざわついていることだろう。
<本誌2024年3月12日号掲載>
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