最新記事
事件

客室乗務員に頭突き...機内で暴れる泥酔客が結束バンドで拘束される瞬間

Flight Attendant Tackles Drunk Passenger To Ground Mid-Air: Video

2024年3月5日(火)13時15分
アレックス・フィリップス
客室乗務員

(写真はイメージです) PENG TIANLI-Shutterstock

<事件はドバイからイスラマバードに向かうエミレーツ航空のフライト中に発生。拘束された男は「酔っ払って」おり、「とても暴力的」だったと、乗り合わせてた乗客は語る>

客室乗務員が飛行中の機内で手に負えなくなった乗客を床に押さえ付け、結束バンドで拘束するという動画が公開された。

【動画】頭突きしようとした泥酔客を客室乗務員が結束バンドで拘束する場面

この映像をオンラインに投稿したパキスタンのジャーナリスト、アミール・マティーンによれば、事件は2月25日朝にエミレーツ航空ドバイ発イスラマバード行きの便で発生したという。マティーンは乗客から聞いた話として、拘束された男は「酔っ払って」おり、「とても暴力的」だったと報告している。

話題となった動画で男は男性客室乗務員に頭突きしようと試みるも、助けにやってきた別の乗務員によって床に押し倒される。そして女性客室乗務員は2人に結束バンドを渡す。航空会社は通常、暴力を振るう可能性がある乗客を拘束する際に結束バンドを使用する。

別のアングルだと、2人の男性乗務員が男を床に押さえ付けている間に、2人の女性乗務員が結束バンドで脚を縛っているように見える。

2本目の動画には、空港のスカイブリッジ(連絡通路)で車椅子に腰掛け、両手を後ろで縛られた男の姿が。男は男性客室乗務員によって両脚を車椅子に固定されているところだ。「水を飲め」と声を掛ける通行人の声も聞こえる。

2月中旬にも、カリフォルニアからハワイに向かうサウスウエスト航空のフライトで、2人の男が飛行中にけんかをして拘束されている。1月には、インドのニューデリー発ゴア行きのインディゴ航空の機内で、乗客がパイロットに襲いかかる瞬間がカメラに収められた。遅延していた飛行機がさらに遅れると説明を受けたことが原因にあったという。

国際航空運送協会(IATA)によれば、2023年にはおよそ835便に1便の割合で乗客が手に負えなくなる事件が発生。最も多かったのは、乗務員の指示に従わないというものだった。

(翻訳:ガリレオ)

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:またトランプ氏を過小評価、米世論調査の解

ワールド

アングル:南米の環境保護、アマゾンに集中 砂漠や草

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 9
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 10
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中