ハマス、ガザ紛争で「135日間・3段階の休戦」提案 イスラエルとの戦闘終結合意も視野に

2月7日、イスラム組織ハマスは、エジプトやカタールなど4カ国が提示したパレスチナ自治区ガザにおける休戦案への回答として、135日間にわたる3段階の休戦を提案した。写真は6日、ドーハで調停役のカタール・タミム首長らと会談するブリンケン米国務長官(左)。代表撮影(2024年 ロイター)
イスラム組織ハマスは、エジプトやカタールなど4カ国が提示したパレスチナ自治区ガザにおける休戦案への回答として、135日間にわたる3段階の休戦を提案した。ロイターが入手した文書草案で判明した。
文書草案によると、ハマスの対案は、それぞれ45日間の3段階を想定。第1段階では、イスラエルで収監されているパレスチナ人の女性と子どもの釈放と引き換えに、ハマスが拘束しているイスラエル人の人質のうち女性全員、19歳以下の男性、高齢者、病人を解放する。
第2段階では、残る男性の人質を解放。第3段階では遺体の交換を行う。ハマスは、第3段階の終了時には双方が戦闘終結の合意に達することを視野に入れているもようだ。
ガザの復興開始やイスラエル兵の完全撤退なども盛り込まれた。
ブリンケン米国務長官は、調停役のカタールとエジプトの首脳との会談後、イスラエル入りしている。


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