最新記事
動物

TikTokに投稿された、珍しい「双頭」の子牛の動画が大きな注目を集める...健康と発育には懸念も

Viral Video of Rare Two-Headed Calf Shocks Internet

2024年1月20日(土)13時03分
リズ・オコネル
海外で多頭の牛が誕生

写真はイメージです Rhian Mai Hubbart/Shutterstock

<多頭の動物は発育などの問題で長く生きられないケースが多い。ギネス記録の最も長生きした双頭の牛は17カ月生きたジェミニ>

頭部が2つある珍しい子牛の赤ちゃんが誕生し、その衝撃的な映像がSNSで拡散されて大きな注目を集めている。2つの頭部は後頭部でつながっており、2つの顔が反対方向を向いている。

■【動画】反対方向を向いた2つの顔...珍しい「双頭」の子牛が生まれ、「驚きの姿」に衝撃と心配が広がる

頭部が2つ以上ある「多頭」は、1つの胚の分割が不完全だったか、2つの胚の融合が不完全だったことで起こる。人間も動物も多頭になる可能性はあるが、非常にまれだ。多頭は哺乳類よりも爬虫類に多く見られ、ヘビやカメが最も多く観察される。

今回の動画では、頭部が2つある子牛が床に横たわっている。2つの頭は後頭部がつながっていて、反対方向を向いている。子牛には目が4つ、耳が4つ、口が2つ、鼻が2つあるように見える。

1月14日にTikTokに投稿されたこの動画は大きな注目を集め、ユーザーたちはこの仔牛の姿に衝撃を受けたようで、心配する声も寄せられている。

多頭の動物は、生存と発育の両面で問題があり、多くは長く生きない。ギネス世界記録によれば、最も長生きした双頭の牛はジェミニと名付けられ、17カ月生きたという。

「尊い子牛」に集まる応援メッセージ

投稿者によると、この子牛はまだ生きているが、自分で食べることもミルクを飲むこともできないという。投稿者の家族が2つの頭を抱え、哺乳瓶でミルクを与える様子も公開されている。

この美しい子牛は、瞬く間に人々の関心の的となったが、困難な道のりが待ち受けており、ユーザーからは応援のメッセージも寄せられた。「この尊い子牛にたくさんの愛と励ましを送る」「感動した。美しく、自然は素晴らしい」などとユーザーは書き込んだ。

残念なことに、子牛の母親は難産の後、体調がよくないという。投稿者によれば、母親は高熱を出しており、治療を必要としている。すでに獣医に見せたが、手術が必要な可能性もあるという。


20250318issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年3月18日号(3月11日発売)は「日本人が知らない 世界の考古学ニュース33」特集。3Dマッピング、レーダー探査……新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


自動車
DEFENDERとの旅はついに沖縄へ! 山陽・山陰、東九州の歴史文化と大自然、そして沖縄の美しい海を探訪するロングトリップ
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ890ドル安・ナスダック約

ワールド

米中首脳会談、6月に米国で実施の方向で協議=報道

ワールド

ウクライナ軍、ロシア軍燃料供給拠点の製油所2カ所を

ワールド

シリア、アサド前政権支持派への軍事作戦終了と発表
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 2
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手」を知ってネット爆笑
  • 3
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 4
    ラオスで熱気球が「着陸に失敗」して木に衝突...絶望…
  • 5
    「中国の接触、米国の標的を避けたい」海運業界で「…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    鳥類の肺に高濃度のマイクロプラスチック検出...ヒト…
  • 9
    「汚すぎる」...アカデミー賞の会場で「噛んでいたガ…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 6
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 7
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 10
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中