カナダ、留学生向けビザ発給を2年間制限 住宅危機緩和の狙いも
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1月22日、カナダ政府は、外国人留学生に対するビザ発給を今後2年間制限すると発表した。写真はトルドー首相。オタワで2023年10月撮影(2024年 ロイター/Blair Gable)
カナダ政府は22日、外国人留学生に対するビザ発給を今後2年間制限すると発表した。移民省によると、これに伴って今年の留学生向けビザ発給は約36万件と、2023年から35%減少する見通し。
ミラー移民相は、発給制限を実行するために教育制度の監督を担う各州と協力して取り組んでいくと述べた。
今回の措置導入についてミラー氏は、主な理由は学生が高額の家賃を負担しながら劣悪な住環境にさらされるのを防ぐことだと説明しつつ、住宅供給や医療サービスなどにかかる重圧を和らげる目的もあると指摘した。
カナダでは入国者の急増などで医療や教育といった分野のコストが膨らんでいるほか、住宅価格も高騰。これらの問題がトルドー政権の支持率低下につながっている。

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