税制改革を機にパプアニューギニアで暴動、16人が死亡、首相が非常事態宣言
1月11日、パプアニューギニアのマラペ首相は、暴動が発生して16人が死亡したことを受けて非常事態宣言を出した。写真は10日、パプアニューギニアのポートモレスビーで撮影され、SNSに投稿された動画から抜粋(2024年 ロイター/Femli Studio)
パプアニューギニアのマラペ首相は11日、暴動が発生して16人が死亡したことを受けて非常事態宣言を出した。
暴動は、税制改革により手取り給与が減少した警察や公務員の抗議活動が発端となった。
テレビ映像では街頭で多くの人々が略奪品と思われる商品を持ち、黒煙が立ち込める様子が映し出されている。
オーストラリアの国営放送ABCは11日、警察の情報として、首都ポートモレスビーで9人、ラエ北部で7人が死亡したと報じた。
マラペ首相は会見で警察部門や財務省の高官を停職処分にし、暴動の原因究明を行なうと述べた。暴動が広がることを防ぐため、約1000人の軍人を待機させていると説明した。
政府は臨時警察官を派遣しており、首都の暴徒は11日に収まった。
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