最新記事
ロシア

プーチンと愛人の「超豪華ヨット」の内部写真が流出...ロシア野党指導者が公表 「誰もがうらやむ」

Inside Putin and His Rumored Mistress' Luxury Yacht

2023年11月26日(日)07時30分
イザベル・ファン・ブリューゲン
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領

Aynur Mammadov/Shutterstock

<トルコ停泊している5000万ドルのスーパーヨット「ビクトリア」は、プーチンがロシア海軍の造船所で作らせたものか>

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と関係がある豪華なヨットが、トルコのイスタンブールに停泊していることが明らかになった。さらには、その内部とされる写真もネット上にアップされたが、その豪華さには驚くばかり。この約5000万ドルのヨットは、プーチンの愛人とされるアリーナ・カバエワが頻繁に利用しているという。

■【写真】プーチンと愛人の「超豪華ヨット」の内部写真が流出...ロシア野党指導者が公表 「誰もがうらやむ」

ロシアの反体制派のミハイル・ホドルコフスキーが創設した団体「ドシエセンター」は、全長71メートルの「ビクトリア」という船名の船が、10月下旬からイスタンブールの造船所に停泊していることを発見した。

ドシエセンターの情報筋によると、この豪華なスーパーヨット(大型クルーザー)は、プーチンとの関係が確認された9隻目の船だ。ヨットは、NATO加盟国であるトルコの造船所で修理中であることがわかった。

ヨット内部の写真を見ると、黒、白、茶色を基調とした豪華なエンターテイメントスペースには、大きな三日月形のソファや柱、鏡張りの天井、天窓が施されている。

ミニマルなベッドルームの写真もあり、ステージタイプの巨大な円形ベッドに鏡張りの天井、大型テレビ、ワークスペースがある。セカンドベッドルームには、大きなベッド、マホガニーのベッドサイドテーブル、壁際にはソファが置かれている。

プーチンの公式な給与は「年間約12万ドル」

このヨットは、公式にはプーチンの長年の盟友であるロシアの大富豪ゲンナジー・ティムチェンコの関連企業に登録されていると報じられている。

ビクトリアは、2005年にロシア海軍の船舶を建造するセブマシュ造船所で建造が開始され、2019年に完成した。完成が大幅に遅れたのは、ティムチェンコの知人であるセルゲイ・マスロフが代金の支払いを止めたからだ。

ホドルコフスキーはX(旧ツイッター)で、プーチンは「公式には年間約12万ドルの大統領給与で生活しているため、これらのものに自分の名前をつけることはできない」と投稿した。「ビクトリアの書類にはプーチンの名前はどこにも出てこないが、彼の個人的な船であることを示す証拠は多数ある」

試写会
カンヌ国際映画祭受賞作『聖なるイチジクの種』独占試写会 50名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 4
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中