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「侵略の発想は中国のDNAにない」──豪艦船に音波照射した中国高官がシドニーで「攻撃」を正当化

Aggression Not in China's DNA, Senior Diplomat Says

2023年11月30日(木)16時35分
ミカ・マッカートニー

アメリカも、過去2年の間に中国軍機が米軍機に異常接近する危険行為が180回以上あったと報告している。米政府はこうした危険な異常接近が判断ミスや軍事衝突につながりかねないと懸念している。

同盟国のカナダやフィリピンも、中国軍から同様の危険行為や妨害行為を受けたと報告している。

「海洋問題は非常に複雑だ」と劉は述べ、東シナ海、南シナ海や台湾海峡の主権や領有権をめぐっては各国の主張が食い違っていることを認めた。


中国はエネルギー資源が豊富な南シナ海の大半の海域について領有権を主張しており、この数カ月、同海域で中国の海警局や海上民兵がフィリピンの船舶と衝突する事態が多発している。もし武力攻撃があれば、アメリカはフィリピンを防衛すると中国に警告した。

東シナ海で中国海軍の駆逐艦から音波照射を受けたHMASトゥーンバはその後、緊張の台湾海峡を通過し、フィリピン海軍と合流して南シナ海で初の合同パトロールを行った。

フィリピン軍は、3日間にわたって実施したこの合同パトロール中も、中国軍の戦闘機がフィリピン軍機の周りを旋回したとしてその動画を公開した。

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