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イランのウラン濃縮の権利は交渉の余地なし=外相
2025年04月16日(水)20時13分

イランのアラグチ外相は16日、同国のウラン濃縮の権利は交渉の余地がないと述べた。ナタンツのウラン濃縮施設、2006年撮影(2025年 ロイター/Raheb Homavandi//File Photo)
[ドバイ 16日 ロイター] - イランのアラグチ外相は16日、同国のウラン濃縮の権利は交渉の余地がないと述べた。米国のウィットコフ中東担当特使が、イランが核開発を巡り米政府と合意するためには「核濃縮を停止し、除去しなければならない」と発言したことに反論した。
両国の高官は19日にオマーンで核開発を巡る2回目の協議を行う。
アラグチ氏は「ウィットコフ氏から矛盾した発言があったが、実際の立場は交渉の席で明らかになるだろう」とした上で「われわれはイランのウラン濃縮を巡る懸念について信頼を築く用意があるが、濃縮を行う方針に交渉の余地はない」と語った。