北朝鮮「人工衛星」22日から12月1日までに打ち上げと通告 米軍は釜山に空母カール・ビンソン派遣し牽制
海上保安庁は、北朝鮮から22日━12月1日の間に「人工衛星」を黄海と東シナ海の方向に打ち上げるという通告があったと発表した。昨年7月、板門店そばで撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-Ji/Pool)
海上保安庁は21日、北朝鮮から22日━12月1日の間に「人工衛星」を黄海と東シナ海の方向に打ち上げるという通告があったと発表した。
実施されれば、北朝鮮による衛星の打ち上げは今年3回目の試みとなる。過去2回の打ち上げは失敗に終わっている。
岸田文雄首相は21日朝、北朝鮮が人工衛星を発射すると通告してきたことを受け、「弾道ミサイル技術を使用するなら一連の国連安保理決議違反」と非難した。不測の事態に備え、イージス艦の配備など自衛隊が必要な態勢を構築していると語った。
岸田首相は「関係国と協力しながら打ち上げの中止を求める」と述べた。
海上保安庁によると、北朝鮮は22日━12月1日に人工衛星を黄海と東シナ海の方向に打ち上げると通告してきた。
米軍は空母カール・ビンソンを韓国に派遣、北朝鮮をけん制
韓国海軍によると、米空母「カール・ビンソン」が21日、韓国南部の釜山に入港した。抑止力を強化して北朝鮮をけん制する狙い。
海上保安庁は21日、北朝鮮から22日━12月1日の間に「人工衛星」を黄海と東シナ海の方向に打ち上げるという通告があったと発表した。実施されれば、北朝鮮による衛星の打ち上げは今年3回目の試みとなる。過去2回の打ち上げは失敗に終わっている。
韓国軍高官は声明で、カール・ビンソンの寄港は韓米同盟による「強力な統合防衛態勢と高まる北朝鮮の核・ミサイル脅威に対処する断固とした意志」を示すものだと説明した。
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