イスラエル、米のガザ侵攻延期要請に同意 米ミサイル防衛システムの配備で
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イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの侵攻を当面延期する一方、米国が同地域のミサイル防衛を急ぐことで合意した。写真はガザとの境界周辺に集結するイスラエル軍戦車。22日撮影(2023年 ロイター/Violeta Santos Moura)
イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの侵攻を当面延期する方向で合意した。中東地域に駐屯する米軍部隊への脅威が懸念される中、米国が早ければ週内にも現地にミサイル防衛を配備するためという。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が25日、両国政府当局者の情報として報じた。
イスラエルはガザを実効支配するイスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放に向けた外交努力や、ガザにおける人道支援物資搬入に向けた取り組みにも配慮しているという。
WSJによると、米政府はイラク、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、シリア、アラブ首長国連邦に駐留する米軍部隊を守るため、約12の防空システムの配備を急いでいる。
