アフリカ最大、ナイルワニがカバの赤ちゃんを食べる衝撃映像「へその緒がついていた」
(写真はイメージです) Ondrej Prosicky-Shutterstock
<母親と一緒にいる子カバをナイルワニは襲わないはずだが──>
ケニアのマサイマラ国立保護区を流れるマラ川で、巨大なワニがカバの赤ちゃんをくわえて川面に叩き付けるという衝撃的な場面が目撃された。サファリ運営会社ガバナーズ・キャンプの専属カメラマンで野生動物写真家のフランキー・アダムソンがこれを撮影し、その映像がソーシャルメディア上で大きな反響を呼んでいる。
【衝撃映像】カバの赤ちゃんをくわえ上げ、何度も噛み、川面に叩き付ける巨大なナイルワニ
タンザニアとケニアを隔てるマラ川は、カバをはじめ多くの野生動物にとって重要な水源となっており、ヌーの大群が渡る川としても有名だ。アフリカで最も大きなワニであるナイルワニも生息している。
インスタグラム(@the.wildlife.side)に動画を公開したアダムソンは、投稿の中で「(カバの子には)まだへその緒がついていた」と説明した。同僚から「ワニとカバの子が一緒にいる」と知らせを受けた彼女が現場に到着した時には、小さなカバはすでにワニに噛まれて動かなくなっていたという。
映像から、カバの後ろ足をくわえたワニは、強靭な顎の力で持ち上げては何度かくわえ直し、川面に激しく叩き付けているのが分かる。
ナイルワニの噛む力は非常に強く大型動物も捕食対象だが、体重1500キロから4500キロで凶暴な性格の大人のカバを襲うことは滅多にない。赤ちゃんを襲ったワニは母親に復讐される危険がある。ガバナーズ・キャンプは同じく動画をシェアしたインスタグラム投稿の中で、ナイルワニを「日和見主義者」と表現している。
「この無慈悲で最も合理的な頂点捕食者たちが、母親の元からカバの赤ちゃんをさらうことはそうそうない」
アダムソンによれば周辺に他のカバはおらず、動画の赤ちゃんがワニに殺されたのか、あるいは死産児で母親に捨てられていたのをワニが拾ったのかは分からないという。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら