ワグネルの精鋭部隊はプリゴジンの息子(25)の指揮下でウクライナに戻る
Prigozhin's Son Takes over Wagner's Elite Unit Returning to Ukraine
ロシアのニュースメディアMK.ruは10月2日、傭兵グループとつながりのあるテレグラム・チャンネルの投稿を引用し、ロシア国防省と契約を結んでいない3個のワグネル突撃部隊が、ウクライナの戦闘に参加するため、すでにアフリカを出発したと報じた。
あるテレグラム・チャンネルによると、ワグネルの戦闘員たちは、ワグネル内部の指揮系統を維持し、パベル・プリゴジンがウクライナでその指揮を執る協定に調印する可能性があるという。
MK.ruは軍事専門家の話として、アフリカから帰ってくるワグネルの部隊の最初の任務は、ウクライナ領ドンバス地方東部の都市アヴディーイウカの占領になるだろうと伝えている。この都市はバフムトの南約90キロ、ロシア占領下のドネツク州のすぐ北に位置している。
ワシントンのシンクタンク戦争研究所(ISW)は10月1日、ワグネルとロシア政府が今後の協力について交渉していると報道されてはいるが、ワグネルの立場は依然として不透明だと指摘した。
「ワグネルの主要な戦闘部隊は、ベラルーシ、中央アフリカ共和国、リビア、マリなど複数の国にまたがっており、ワグネル・グループ全体を統一するリーダーは存在しない」
一方、ロシア各地の新聞報道などによると、ワグネルをやめた元戦闘員はロシア中で暴れまくり、殺人、誘拐、放火、レイブなどありとあらゆる重犯罪を犯している。