またつまずいた!バイデンに「介助をつけてあげて」と共和党弁護士
Joe Biden Should Be Escorted Up and Down Stairs to Avoid Slipping—Attorney
しかもその翌日には、よろけたのは帰りだけではなく、ポーランド入りしたときにも同じタラップを降りる途中で転んでいたとして、それらしき動画がネット上に出回った。だが到着時の様子を伝えたABCニュースの映像では、バイデンは危なげなくタラップを降りている。本誌の問い合わせに対し、ホワイトハウスは到着時の転倒の証拠としてネットに投稿された動画に映っているのは大統領とは別人だと回答した。
今年7月には北欧5カ国の首脳との会談のためフィンランドを訪れ、首都ヘルシンキの空港から出立する際にもバイデンはまたしてもエアフォースワンのタラップを上る途中でよろけたように見えた。その数日前にはイギリスのスタンステッド空港に到着した際に、バイデンが降りたタラップに「足元注意!」のサインが貼られていたことがネット上で話題になったばかり。それだけになおさらヘルシンキ空港での失態が注目を浴びた。
こうした騒ぎについて、バラク・オバマ大統領の上級顧問を務めた政治コンサルタントのデービッド・アクセルロッドはNPRの取材で「階段の上り下りで、大統領の能力が試されるわけではない」と述べた。「問われるのはさまざまな問題に対処する能力だ」
主治医は体調万全と保証
バイデンの鬼門はタラップだけではない。今年6月にはコロラドスプリングスの米空軍士官学校の卒業式でも、卒業証書授与の最中に壇上に置かれていた砂袋に蹴つまずいて倒れる騒ぎが起き、誰が何のためにそんな所に砂袋を置いたかが問題になった。
現役の米大統領としては既に最高齢を記録しているバイデン。足元の危うさだけでなく、認知能力の衰えについても不安視する声がある。だが、本人は心身ともに大統領の職務をこなすには問題なしと主張、2022年にはテレビ番組のインタビューで「自分はもう年だなんて思ったことはない」と断言した。
バイデンの主治医を務めるケビン・オコナーは、「足取りがぎこちない」ことを認めつつ、「職務をこなすには十分に健康で、特例的な免除や配慮なしでも十全に大統領の責務を果たせる」と太鼓判を押している。