習近平主席、G20「欠席」は嫌がらせ? 欧米の批判から逃げた? 中国のメッセージを読み解く
『反中連合』から冷遇されることを懸念?
台湾アジア交流基金のサナ・ハシュミは本誌にこう語った。「G20サミット出席取りやめは、おそらく習が『反中連合』と見なす国々から冷遇されることを懸念してのことだろう。例の地図に対するインドや東南アジア諸国からの反発の影響もある」
「これは中国の言行不一致を際立たせる行動だ」と、ハシュミは話を続ける。「多国間の首脳外交、特にグローバルサウスの連携を強調していながら、G20サミットに出席しない。習はG20を多国間の公平な枠組みと見ていないのかもしれない」
中国外務省は9月1日、李強首相がインドネシアを公式訪問し、9月5~8日にジャカルタで開催されるASEAN関連の首脳会議に出席すると発表した。
もちろん、9月9日までにニューデリー入りすることも可能だ。
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