「ゾッとする」「不気味すぎ」 早朝、我が家に向かう「濡れた人間の足跡」を発見...その正体は?
Wild Theories Swirl as Man Finds Footprints Leading to His House at 6 A.M.
しかし今回の「謎の足跡」のケースについては、トンプソンは別の仮説を立てている。「『踏まれた板の表面』と『踏まれていない板の表面』のあいだに、熱容量のわずかな変化があった可能性が高いと思う」と、トンプソンは言う。
「熱容量とは、ある物質を一定量だけ温めるのに必要なエネルギー量のことだ。このような効果が常に見られるわけではない。これは極めて稀なケースで、小さな変化が、たまたま違いを生むのに十分だったのではないかと思う」
ほぼ無風のとても静かな朝だったはず
珍しい現象ではあるものの、レディットに投稿された足跡は、露の形成のわずかな違いによって生じた可能性がある、とトンプソンは言う。
「階段表面は熱を放射しているが、夜のうちにそうした熱が失われるとき、足跡の部分だけ、熱の失われ方がほんの少し違ったのだろう。そのため、最終的に、わずかな温度差が生じた」とトンプソンは説明する。「足跡が撮影される直前に、わずかな温度差、ひいては湿度差がしばらく続いた結果、露の形成の小さな差がかすかに見えるようになったのだろう」
さらにトンプソンは、これはほぼ無風のとても静かな朝に起きた可能性が高いと付け加えた。「風が強いと、露が降りること自体がほぼなくなる。そのため、露の形成の違いが生じることもない」
インターネットでは、こうした「謎」が取り沙汰されることが多い。昨年には、米ウェストバージニア州の住宅の写真に映り込んでいた「幽霊トラック」が注目を集めた。また、ノルウェーの洞窟で発見された不気味な人形も、大きな話題をさらった。
(翻訳:ガリレオ)