「ゾッとする」「不気味すぎ」 早朝、我が家に向かう「濡れた人間の足跡」を発見...その正体は?
Wild Theories Swirl as Man Finds Footprints Leading to His House at 6 A.M.
Dontstop/iStock
<自宅の玄関前の外階段を、家に向かって上った人間の足跡を発見。いったい誰が? その人物はどこに消えたのか?>
ゾッとするような写真が、アメリカのネットユーザーたちの間で話題になっている。ある男性が午前6時に家を出たときに撮影した一枚で、そこには玄関の外階段を家に向かって上る「濡れた人間の足跡」がくっきり写っている。こんな時間にいったい誰が裸足で自宅にやってきたのか、その人物はどこに行ったのか。
■【動画】誰が残した足跡? 早朝に自宅の玄関前の外階段に残されていた、濡れた人間の足跡
レディットユーザーのu/NastyPotatoesは、「r/oddlyterrifying(奇妙で恐ろしい)」というサブレディットに、この写真を投稿した。この投稿は人々の注目を集めることになり、さまざまな説が唱えられている。
あるユーザーは、「全く問題ない。よくいる、濡れた幽霊だよ」とコメントし、「シャッターチャンスに通り掛かっただけ」だと述べた。一方で、「恐ろしいのは、階段を下りる足跡がないことだ」と指摘する人もいた。ほかにも、「不気味すぎる」「これは怖い」といった感想が寄せられている。
幽霊の仕業だという説と並んで、もう少し合理的な考えを示す人たちもいた。あるユーザーは、「住んでいる場所の湿度にもよるが、前夜に素足で階段を上ると、油分が残り、夜露をはじくことがある」と述べている。
「ここで見えているのは、誰かの肌によって(板の表面に)残った疎水性の油から、水分が失われた状態だと思う」とする人もいた。
気象学者による「謎の足跡」の説明は?
英レディング大学の気象学者ロブ・トンプソンは本誌の取材に対し、この足跡はおそらく合理的に説明できると述べた。「結露は、地上の空気が相対湿度100%に達すると発生する。通常は、夜の冷え込みによって発生するものだが、今回はそれが起こったのだと思う」
トンプソンは、さらに科学的に説明してくれた。「ものの表面に露がどれくらい効率的に形成されるかは、その表面によって異なる。素足で歩いた結果として、汗や油分が残されることも、表面の性質を変えるのに十分だ」とトンプソンは説明する。
例えば、浴室の窓に指でメッセージを書いた場合、シャワーの水をかければ結露と一緒にメッセージも消えるが、次に湯気が立つと再びメッセージが現れることがある。これは、皮膚が窓のガラスに触れたとき、肉眼では見えないほど薄い油脂の層がガラス面に残されたためだ。窓の表面温度が露点を下回るときには、油脂の薄い層がほんの少し水をはじき、まずは窓の他の部分から結露していく。