サウジアラビア、原発建設入札で中国企業を検討 核不拡散を求めるバイデン政権に揺さぶり

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は8月25日、サウジアラビアが中国による原子力発電所建設を検討していると報じた。2022年12月、リヤドで撮影された提供写真。andar Algaloud/Courtesy of Saudi Royal Court(2023年 ロイター)
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は25日、サウジアラビアが中国による原子力発電所建設を検討していると報じた。
サウジ当局者が同紙に語ったところによると、カタールとアラブ首長国連邦(UAE)との国境に近いサウジ東部州における原発建設計画の入札に中国の国有原子力大手、中国核工業集団(CNNC)が参加しているという。
サウジはイスラエルと関係を正常化する可能性の一環として民生用原子力計画で米国の協力を模索してきた。
米政府当局者は以前、核兵器開発につながり得るウラン濃縮や原子炉で作られたプルトニウムの再処理を防ぐ合意が得られる場合に限り、原発技術を共有する考えを示している。
WSJによると、サウジ当局者は中国の関与模索について、バイデン政権に核不拡散の要求を巡り妥協を迫るのが狙いだと認めた。サウジは原子炉建設に韓国電力公社(KEPCO)を起用し、米国の運転ノウハウを導入したい考えだが、米政府が通常要求する拡散管理に同意しない形を望んでおり、米国との協議が不調なら、ムハンマド皇太子は近く中国企業の起用に動く用意があるという。
