手繋ぎ散歩にキスシーンも...パリス・ヒルトン、被災地マウイ島でのバカンス写真に「利己的」と批判殺到
パリス・ヒルトン(2022年6月、米サンタモニカ) Kathy Hutchins-Shutterstock
<一家が滞在していたリゾートは、壊滅的な被害を受けた歴史地区ラハイナからわずか48キロの位置に。「超富裕層には関係ないこと」とあきれるネットユーザーも>
【写真】マウイ島で撮影されたパリス・ヒルトンと夫の手繋ぎ散歩、キスシーン
元祖お騒がせセレブのパリス・ヒルトンが、8月8日に発生した大規模森林火災で甚大な被害を出した米ハワイ州マウイ島でバカンスを楽しむ姿が目撃され、「恥知らず」「亡くなった方や遺族に敬意を持つべき」だと批判を浴びている。
15日までに死者が99人に達し、いまだ1300人が行方不明になっているマウイ島では、観光目的での渡航を中止するよう呼びかけられていたが、現地では観光を楽しむ旅行者の姿も目立ち、被災者を苛立たせていることが伝えられている。
報道によると、パリスは2021年に結婚した実業家のカーター・リウムと代理出産で誕生した生後8カ月の長男フェニックス君を連れ、火災が発生した当日にマウイ島に到着。ハワイ観光局が島に滞在する旅行者にホテルの部屋を被災者に明け渡し、生活を守るために離島を要請した9日以降も滞在を続け、12日にはビーチではしゃぐ一家の様子が撮影された。
英デイリー・メール紙が、フェニックス君を腕に抱き、海パン姿のカーターとキスするパリスの姿や夫婦で手をつないで散歩する様子などを報じると、「利己主義」だと瞬く間に世界中に拡散された。
「すでに行動している」と関係者
一家が滞在していたリゾート「ワイレア」がある島南部は、火災の影響を受けていないものの、街がほぼ焼失したとされる歴史地区ラハイナからは48キロしか離れていない。すぐ近くで行方不明者の捜索や消火活動が続いている最中に何事もなかったかのようにバカンスを楽しむ一家に、「超富裕層には関係ないこと」「彼らに何を期待しているの?」とあきれるユーザーも多かった。
ホノルル出身の俳優ジェイソン・モモアは、自身のインスタグラムで「マウイ島は今、観光に行く場所じゃない。渡航しないで」と呼びかけて話題になったが、「島の限られた重要な資源を守る上でも観光客は少ない方が良い」と訴えている。それでも島を訪れる旅行者はおり、「ここで今、泳いだり、素潜りしたりする地元民はいない」「仲間たちが亡くなったのと同じ海で遊ぶ人たちの神経が理解できない」と憤慨する被災者もいる。
ジェイソンや幼少期をハワイで過ごした俳優ドウェイン・ジョンソンが、現地の状況や寄付先を紹介して支援を呼びかける投稿を行う中、家族旅行を優先させたパリスの関係者は、「マウイ島は彼女にとって常に特別な場所。物資を集めて避難所や必要としている人たちに届けており、すでに行動しているし、これからも続けていくつもり」と釈明。
しかし、具体的に現地で活動しているとの情報はなく、ネットでは「いくら(寄付金を)払ったの?」「ビーチにいないで防火服を着て、消火活動に参加すべきだった」など批判が寄せられている。