BRICSへ22カ国が加盟希望、サウジなど6カ国が来年加盟へ 習近平「新興市場と発展途上国の利益に資す」
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は、6カ国の加盟拡大を決定した。議長国南アフリカのラマポーザ大統領が、発表した。eNCA / YouTube
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は、6カ国の加盟を決定した。議長国南アフリカのラマポーザ大統領が24日、発表した。
大統領によると、アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国が2024年1月1日にBRICSに加わる。
ヨハネスブルクで3日間にわたって開かれた首脳会議では、加盟国の拡大が中心議題となった。5カ国全てが拡大への支持を表明する一方で、新規加盟国の数やペースについては意見が分かれた。
南ア政府筋によると、40カ国以上がBRICS加盟に関心を示しており、22カ国が正式に加盟を希望した。
中国の習近平国家主席は、今回の決定はBRICSの協力メカニズムに新たな活力を注入する歴史的な拡大だと指摘した。
加盟国の拡大は、他の途上国と団結し協力するという決意を反映するとし、「国際社会の期待に応えるもので新興市場と発展途上国の共通の利益に資する」と述べた。
BRICSは「いずれも大きな影響力を持つ国であり、世界の平和と発展に重要な責任を担っている」と述べた。