韓国の動物保護施設で猫が怪死...その原因は?
鳥インフルが猫などの哺乳類にも広がっている W-INGS/ISTOCK
<ポーランドでも同様の事例が報告された>
韓国ソウルの動物保護施設で、最近死んだ38匹の猫のうち2匹が鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染していたことが分かった。韓国農林畜産食品部の7月25日の発表によれば、韓国で猫が鳥インフルエンザに感染した例は2016年以来だという。
21年に世界的に感染爆発し、非常に感染力が強いH5N1型は通常は鳥類間で感染するが、最近は哺乳類への感染も増えており、まれにヒトにも感染する。WHOによれば7月11日時点でポーランドでも猫29匹の感染が報告された。これらの猫は麻痺などの神経性の症状が見られたり、後に死んだりしているという。
哺乳類では、キツネやスカンク、アライグマのほか、犬、豚や馬なども感染しており、4月にはアメリカで鶏を処分したヒト1人が感染した可能性が報告された。猫からヒトへの感染例は過去に報告されていないが、WHOは2月に、ヒトを含め哺乳類の感染例が増加しているとして警戒を呼びかけていた。
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