プーチンのパンツはなぜツンツルテン? ネットユーザーが考えたロシア的理由
Putin Mocked in Russian Media Over Length of His Pants
いくら相手は唯一無二の同盟相手と言ってもこれは失礼なのでは!? ルカシェンコ(左)とプーチン(7月23日、サンクトペテルブルク) Sputnik/Alexander Demyanchuk/REUTERS
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身に付けた服がピッタリだと、着ている人も立派に見えるが、最近、隣国ベラルーシの大統領と会談したときのロシアのウラジーミル・プーチン大統領のズボンは、どう見ても短か過ぎた。
7月23日、プーチンはロシアを訪問した同盟国、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領をサンクトペテルブルク郊外のコンスタンチン宮殿でもてなした。
ルカシェンコは、ロシア軍がウクライナを攻めるときには国土を通らせてくれ、最近ではロシアの戦術核も配備させてくれているプーチンの大切なパートナーだ。
だが話を聞くプーチンは、ネクタイを外してリラックスした姿で、脚も大きく開いていた。しかもズボンの裾は、脛まで届くか届かないかという短さ。プーチンに批判的なソーシャルメディアユーザーたちが、これを見逃すはずはない。
投獄されたロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイが設立した反汚職財団(FBK)の代表を務めるイワン・ジダーノフはツイッターに投稿し、向かって左にはツンツルテンを、右にはプーチンの上半身だけを映し出したロシア国営テレビのスクリーンショットを置いた。「ロシア政府はどうやら、『半ズボン姿』のプーチンの滑稽な姿の下半分をカットして映すことにしたようだ」
Глуповатый кадр Путина в коротких штанах на федеральных каналах решили обрезать и показывают только по пояс pic.twitter.com/spBYIvLYlG
— Ivan Zhdanov (@ioannZH) July 23, 2023
裾の短かさが意図的なものなのか、衣装の不具合なのかは不明だが、ジダーノフのツイートには多数のコメントが寄せられ、次のような結論に至った:「スーツのサイズが合わないのであれば、着用すべきではない」
「彼の仕立屋はいったい誰だ?」と誰かが問い掛けると、別のユーザーが、「仕立屋は、ニセの国家契約に基づいて服を仕立てているのさ。すべてがいつも通りだ」と答えた。
「スーツがきちんと仕上がるためには、本当のサイズを言わないといけない。プーチンはまた嘘をついたのさ」と言うユーザーもいた。
あるユーザーは、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GUR)に言及しながら、「仕立屋はGURのエージェントだった」と述べた。「(極右の)(イーゴリ・)ギルギンだったのさ」とジョークを言うユーザーもいた。ギルギンは、プーチンを批判し続け、最近逮捕された軍事ブロガーだ。半ズボン姿のアドルフ・ヒトラーの画像を投稿したユーザーもいる。
プーチンのズボンが注目の的になったのは、今回が初めてではない。2月には、ズボンが長すぎるように見えるプーチンの画像が、ソーシャルメディアを賑わせた。
(翻訳:ガリレオ)