会議中に居眠りした2人の北朝鮮高官を「対空ミサイル」で処刑<英報道>
Kim Jong Un Had Security Minister Torched To Death Over Failed Missile Test, Defense Expert Says
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<「不祥事」に対する「残虐すぎる処罰」が行われている北朝鮮。今年3月、謎の白い粉が金正恩総書記のコートに付着...。責任者を処分か?>
不祥事に対する金正恩総書記による残酷な処罰について、イギリスの安全保障の専門家であるバッキンガム大学のアンソニー・グリーズ名誉教授がイギリスメディアに語った。
ミサイル発射の失敗の際には責任者を火炎放射器で処刑しているほか、2016年には北朝鮮教育省の2人の高官が会議中に居眠りをしたことを理由に「対空ミサイル」で処刑。その高官の血をショックで気絶した叔父に塗りつけることを部下に命じたという。
また今年3月、ミサイル火力襲撃訓練に娘ジュエを連れて視察する金総書記のコートに白い何かの粉が付着したことについて、ボディーガードが死刑の危機に瀕していると報じられている。
北朝鮮の専門家であるマイケル・マデンによると、この「服装のミス」に関わった責任者は、数カ月の間、建設現場や農場に送られて重労働を課されるか、処刑を命じられる可能性があるという。その一方で、金総書記に謝罪の手紙を書くことで厳しい罰を免れるケースもあるという。
2019年、ベトナム・ハノイで行われたドナルド・トランプ大統領(当時)との米朝首脳会談が決裂。その際、核交渉担当のキム・ヒョクチョルら4人の外交官が「アメリカのスパイ行為」を行ったとして、平壌の美林空軍基地で粛清されたとアメリカCNBCが報じている。
しかし、処罰を受けた兆候はあるものの、処刑されたという証拠はなく、強制労働所に送られた可能性が高いとロイター通信は報じている。
2011年から2015年までの間に約70人の北朝鮮高官が処刑されていると韓国の情報機関・国家情報院は報告している。