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YouTube、米大統領選めぐる虚偽動画の削除を停止 バイデン陣営は批判「民主主義の崩壊と暴力を招く」

2023年6月7日(水)11時26分
ロイター
YouTubeのアプリをタップする指

2024年米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は、アルファベット傘下のユーチューブが不正選挙に関する虚偽の主張をする動画の削除停止を決めたことについて、無謀で暴力につながる恐れがあると批判した。2017年撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

2024年米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は6日、アルファベット傘下のユーチューブが不正選挙に関する虚偽の主張をする動画の削除停止を決めたことについて、無謀で暴力につながる恐れがあると批判した。

ユーチューブは2日、前回までの大統領選について虚偽の主張をしているとみられる動画の削除を停止すると発表していた。

陣営の広報担当は声明で「ユーチューブの無謀で無責任な決定はさらなる民主主義の崩壊と暴力の可能性を招き、この方針を再考するよう求める」と述べた。

ユーチューブは、動画削除で誤情報の一部を抑制できたものの、政治的言論を抑制するという意図せぬ効果をもたらす可能性もあると説明した。

すでに出馬表明しているトランプ前大統領は選挙で不正があったと虚偽の主張を続けており、21年1月には選挙結果を覆そうとする支持者による議会襲撃事件も起きた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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