人間の皮膚をなめし革に...ハーバード大学「遺体の部位を密売」事件、購入者が「おぞましい作品」写真を投稿
Woman Posted Human Skull on Instagram Before Harvard Morgue Indictment
Fer Gregory/Shutterstock
<ハーバード大学医学大学院に献体された人間の遺体の一部を、遺体保管責任者が密売していた事件で、購入者の恐るべき「用途」が明らかに>
ハーバード大学がおぞましいスキャンダルに揺れている。同大医学大学院に献体された人間の遺体の一部を、遺体保管所の責任者が切り取り、不法に販売していたというのだ。こうした人体の一部は、実際に複数の人物が購入したと見られているが、そのうちの1人の女は、「本物の人間の頭蓋骨を使ったアート作品」を宣伝するSNS投稿を行っていた。
■【写真】自称「不気味なもの全般を扱うアーティスト」の女が投稿した、遺体の一部を使った作品
同大学院の遺体保管責任者であるセドリック・ロッジ被告は、大学の遺体保管所にあった遺体の一部を切断して盗み、買い手に送付した疑いがある。遺体は教育目的で同大学院に提供されたものだった。
密売されたのは、遺体の頭部や脳、皮膚や骨だった。ペンシルベニア州ミドル地区の連邦地方裁判所に提出された起訴状にはロッジ被告のほか、購入した側として、マサチューセッツ在住で「Kat's Creepy Creations(カトリーナの不気味な創作)」というアート工房を所有しているカトリーナ・マクリーン被告など複数の人物の名前が記載されている。
本誌は同裁判所にコメントを求めたが、期日までに返答はなかった。ロッジは6月14日に裁判所に出廷した。
ロッジはマクリーンなど遺体の購入希望者を大学の遺体保管所に招き、買いたい部位を選ばせたとされており、またニューハンプシャーの自宅に遺体の一部を郵送した疑いも持たれている。
人形に「本物の頭蓋骨」を持たせる
マサチューセッツ州の地元メディア「MassLive」によれば、マクリーンは自分の作品だとする人形の一つに「本物の人間の頭蓋骨」を使ったと吹聴していたという。
マクリーンは2020年2月、両手で頭蓋骨を抱えるように持った赤ん坊の人形の写真を、作品としてインスタグラムに投稿し、頭蓋骨が「本物の人間の頭蓋骨」だという説明書きを添えたとされている。この投稿はその後削除されたが、マクリーンは投稿の中に「映画『ヒュービーのハロウィーン』の世界に逆戻り。この人形は売り物。本物の人間の頭蓋骨が使われています。人骨を買いたい人は私に連絡を!」と書いていた疑いがある。
彼女はさらに、フェイスブックの自身のページで自分のことを「恐ろしいもの、ゾッとするもの、異質なもの、あらゆる不気味なものを扱うアーティスト。衝撃的な作品をつくるのが大好き」と称していた。
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